市販されている性病検査キットの特徴と選び方

もしかしたら私・・性病に罹ってしまったかも。
そんな悩みに直面した方も多いと思います。
性病はなんだか恥ずかしい気持ちで、掛かりつけの病院に行くのにも気持ちが削がれて行けなくなってしまう。その気持ち、良く分かります。
仕事が忙しくて病院に行く暇も無い方も、何とか自分で検査をして結果を知りたいと思うでしょう。
そんな時に役に立つのが市販の性病検査キットです。

市販の性病検査キットはどこで買えるの?価格はどれくらい?

性病検査キットと言うと、あまり馴染みが無い商品だと思います。どこで買えるかと言えば、全国のドラッグストアや大手ネット通販で簡単に買う事が出来ます。性病検査キット、もしくはSTD検査キットと検索する事により、簡単にヒットすると思います。
STD(Sexually Transmitted Disease)とは性行為感染症の略で、つまり性病を意味します。
もしも対面で店員や薬剤師に性病検査キットはどこですか?と聞くのがためらわれる場合には、STD検査キットと伝えれば誰に聞かれる事も無く購入する事が出来るでしょう。
価格に関しては検査項目数によって大きく変わります。
一般的な5項目~6項目の検査を行うキットの場合、8000円~10000円程度の相場になります。

どうやって検体を取るの?やり方は?

検査キットを買った後に自分でやらなくてはならない事は、検査用の検体を自分の体から採取する事です。しかし、どうやって検体を取ればいいのか・・そもそも検体ってなんだろう。そう思う方も多いでしょう。しかし、そんなに難しく考える必要はありません。
方法は違いますが、妊娠検査キットで尿を採取する事を思い浮かべて頂ければ、検体の採取は難しくもありません。
性病とは1つの病気を示す物ではなく、沢山の感染症の中で、主に性行為によって感染する病気を総称した物です。
となると、性病の種類によって検体の取り方、取る場所も変わってきます。
ここでは一般的な5~6種類の検査項目キットについて説明したいと思います。
主な性病検査に用いる検体は、血液、性器粘膜、尿、のど粘膜になります。
しっかりと採取方法を説明書で読んでから採取してください。

血液を採取

キットによってまちまちですが、スポイトの先に小さなメスが仕込んであって、ほんの少しだけチクっとした痛みがある程度の採血です。
糖尿病患者さんが指先で採血する方法と同じ物もあります。

尿を採取

小学校から幾度となく健康診断で採取した事があると思います。
イメージとしては、学校ではなく自宅で尿をして、スポイトで吸い取って学校に提出した方法を用いる事が多いと思われます。

粘膜を採取

最も一般的な方法は、綿棒のような物で粘膜をこすり、付属の容器に入れて蓋をする方法です。
他にも痰を吐いて、その痰から検体を採取する方法もありますが、粘膜採取の場合には綿棒方式が主流になります。

医者や看護師が採取ではなくて、自分で採取しても大丈夫なのか、と心配の方もいると思います。
法律的にも自分で自分の検体を取る事は法律上も問題ありません。

取った検体をどうするの?結果はどうやって知るの?

皆さんがご自分で採取した検体は、付属された封筒に入れて投函しましょう。外からは絶対にみなさんの情報が漏れないように工夫されていますので、個人情報漏洩の心配はありません。
検体を採取して自分で検査までするキットの場合(主に海外製が多い)、説明書の通りに検査をして判定しましょう。
検査機関に送られた皆さんの検体は到着後即日で検査されます。
お住まいの地域にもよりますが、およそ1週間前後で検査結果が指定の住所に郵送されます。自宅を指定すれば自宅に届きますし、家族に知られたく無い場合には、別の住所を指定すればその住所に結果が届きます。
主に日本では検査結果は圧着された葉書タイプで郵送される事が多いです。丁寧に剥がして、中に記載されている検査結果を見る事になります。

もしも検査結果が思わしくなく、病院へ行く指示があった場合には、速やかに病院に行って治療を開始してください。早ければ早いほど治癒までの日数も減る傾向にあります。

臨床検査技師からのアドバイス

性病検査キットはあくまで症状が出ていない、隠れた性病を発見する物、と考えてください。
既に排尿痛、粘膜の炎症など、症状が発現している場合には、検査キットではなく泌尿器科性病科、女性ならば婦人科に行ってください。

検査キットの特性として、擬陽性・擬陰性が出る事があります。
擬陽性:実際には陰性なのに陽性と出てしまう事。
擬陰性:実際には陽性なのに陰性と出てしまう事。
これは実際の病院での検査と同じで、主に性病の検査では、粘膜から病原菌その物(抗原)があるかを判断する検査と、血液中に病原菌に対する人体の防御反応(抗体)があるかどうかを検査します。
抗原を検査する場合、擬陽性・擬陰性はほとんど考えなくて良いのですが、抗体を検査する場合には、抗体が産生されるまでの空白期間が存在します。その空白期間に検査をする事で、本当は陽性なのに陰性と言う結果が出てしまう事があります。
また過去に病原体に感染して、まだ体に抗体が多く残っている場合には、本当は陰性なのに、結果は陽性と出てしまいます。
これは検査ミスなどではなく、このような理由から避ける事が出来ない物です。
仮に陰性であったとしても、症状が出たらすぐに病院へ行って、医師の診察を受けてください。

このような特性も踏まえて、上手く検査キットを使ってください。

性病検査キットは市販の薬局でも売っているのか?

性病、性感染症の検査は、病院に行かなくても性病検査キットを使えば自分で検査することが可能です。
では、その検査キットはどこで売っているのでしょうか?おそらく、性病検査キットが市販で売られているのを見たことがある人はいないと思います。
性病検査キットは薬局やドラックストアで市販されているのか?でも書いたように、なんとなく薬局やドラッグストアにありそうな気がしますが、実際には置いていません。
薬局やドラッグストアに売られている「検査キット」と言えば妊娠検査薬ぐらいではないでしょうか?ようするに、薬局には置いて無いです。個人輸入しているケースもありますが、粗悪品も多いので自己責任となります。

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